講頭挨拶 令和7年(2025年)10月

皆様こんばんは(こんにちは)。
本日は、御報恩御講への御参詣、誠にご苦労様でございます。
先⽇、平安寺にて開催された広布推進会にて、
真妙寺御住職 井上成慎御尊師から次のような御指導がございました。

「南無とは、帰命する、敬う、従い、ゆだねる心のことを言い、稽首(けいしゅ)という意味と同じ意味です。

稽首(けいしゅ)というのは、頭を地面につけるほど深く敬いお辞儀をするさまを言い、南無・稽首(けいしゅ)妙法蓮華経とは、自分の全てをもって仏様にお仕えしていくという意味であります。

三世の因果に照らし合わせてみますと、今の自分は、過去の自分の姿であります。どれひとつを取っても過去の結果であり、今現在の自分の行動は、未来の因となります。

過去の自分を裏切らないよう、一貫した姿で臨終までまっとうするよう心がけねばなりません。

生とは死であり、死はまた生であります。南無というのは、何もかも投げ捨てて信心だけをしておけばいい、ということではなく、全てのことをおろそかにせず、仏法即世法でありますから、信心を根本として、仕事も、世間の人づきあいのことも、しっかりとした行動を取っていかないといけません。仏様の心が、全ての事柄にそなわっています。

人は、うれしいことを誰かに話すときは、相手の顔色をうかがうことよりも、自分が伝えたいという思いのほうが強いため、相手の反応を気にせず、そのうれしいことを他人に話します。

折伏をするときも、自分がうれしくてうれしくてたまらない。という思いで話をすれば、相手の反応など気になりません。

目先のことに一喜一憂しないで、「南無」し奉るよう、折伏に精進なさってください。」

という御指導でありました。

今月は、私達、日蓮正宗の信徒にとって1年で最も大切な御会式があります。御会式までに折伏が間に合うよう、今すぐ動きましょう。
毎日、御本尊様から護られていることや、数え切れないほどの功徳に感謝し、喜び、自分がうれしくてうれしくてたまらない。という思いを、今すぐ誰かに伝えましょう。

11月から、新しい勉強会が始まります。平日の日中の勉強会に参加できない方も参加できるよう、土曜日の、午後6時半から開催されます。参加できる人は参加し、信行学を鍛え、折伏の際の会話の引き出しを増やしましょう。

今年も残り2ヶ月半。信心のこと、折伏のこと、私生活のこと、どんなことでも堀田御住職様にご相談申し上げて御指導を仰ぎ、本年度の折伏誓願目標を、必ず完遂いたしましょう。
夜は肌寒い日が増えてきました。風邪を引かないよう、お互いに体調管理を万全にし、一年に一人が一人の折伏を、必ず達成いたしましょう。
以上