講頭挨拶 令和7年(2025年)2月

皆様こんばんは(こんにちは)。
本日は、御報恩御講への御参詣、誠にご苦労様でございます。

先日、平安寺にて開催された広布推進会に引き続き、
京都地方部第15回総会が開催されました。

その折に、御来賓・法華講連合会の関野大講頭から、
ご自身が入信なさった経緯と体験について、
次のようなお話がございました。
とても面白くて有難かったので皆さんに共有させていただきます。

「私は現在83 才、入信してまもなく58 年目になります。
うちの家では、まず母が折伏を受けて入信し、母に折伏され妹も入信しました。

当時、妹は大学受験を控えていたにもかかわらず、
非常に熱心に信心活動をするようになりました。

そしてこれは兄として注意してやらないと、と思い、

『お前、宗教ばっかりそんなに熱心にやっていて、大学に受からなかっ
たらどうするんだ、ちゃんと勉強しろ』

と、妹を叱ったのです。すると妹は、

『じゃあ私がこの活動を続けたまま大学に受かったらどうする?入信する?』

と、言いましたので、

『ああ、そんな状態で受かったなら入信してやるよ』

と、言ってしまったのですが、なんと妹が大学に受かってしまったのです。
なので、約束ですから私も入信しました。

それが私が入信したきっかけだったのですけど、
入信してから程なく、夏期登山に参加したんです。

その御登山の時間的な慌ただしさ、強行軍で、
うわぁしんどいなあ!と思いましたが、
当時、私はコンピューターの契約を取るという仕事に就いていました。

その初めての御登山から帰ってきたら、直ぐに、
それまで、グダグダしていて決まりきらなかった契約が決まったんです。

『これはすごい!』

と、初心の功徳をいただいたことに喜び、
私は、お山に行くのが大好きになりました。

格好をつける・自分を飾る為に嘘をつく

ということは、あとあと自分を苦しめることになりますから、

格好をつけず・嘘をつかず・飾ることなく・正直に

ということをモットーに、信心を重ねてきています。

因は果をもたらす。しかしその因は縁によって起こる。
家族を幸せにするためにはこの信心を根本にして生活をすることです。

私には子供が2 人おりますが、有難いことに2 人とも所属寺院で
役職に就いて、活動させてもらっています。

これは『子供を組織に付けた』ということが大きい。

子供への法統相続の話として、

子供がの年齢が、七つ、八つ、九つという、
「つ」の付く歳のうちに勤行を完璧にできるように教える

ということが言われていますが、それは当然のこととして、
法統相続でもう一つ大事なことは、
子供を組織にきちっと付け、組織に育ててもらうということです。

親だけでは育成し切れません。

鼓笛隊・少年部・青年部・本山任務、
という組織に子供を所属させることで、子供は、

『信心で、人のために』

という意識を持つ子に育つ。これが大事です」

ということを仰っていました。

宣照寺支部の新役員体制も始動し始めたことですから、本年は、
各部・各地区ともに活発な活動・座談会を開催し、
支部内の活性化へ向けて、支部一丸となって精進いたしましょう。

御本尊様への御報恩のため、猊下様の御指南を有難く拝し、
堀田御住職様のもとへ、1人でも多くの縁ある方々をお連れし、
共に折伏をしていただき、
必ずや本年度の「116」名の折伏誓願目標を、達成致しましょう。

以上