勉強会趣意
日常に溶け込む仏教由来語(語源で増やそう、話の種と折伏のチャンス)
このたび、堀田御住職からのお許しをいただき、仏教由来語をテーマとした勉強会を発足する運びとなりました。発案者として、この勉強会の趣旨をご説明させていただきたく存じます。
私たちが日常で慣れ親しんだ言葉の中には、仏教に関する言葉が数多くあります。完全に仏教由来のものもあれば、時代の流れとともに後付けとなった可能性があるものもありますが、いずれもその意味や背景を知ることで、誤った認識や使い方をしなくて済みます。また、会話の引き出しが増えるため、折伏の現場でも大いに活用できます。
日蓮正宗は、他宗とは一線を画す、「非常に勉強する(させられる笑)宗派」です。私自身、入信前に様々な宗派を渡り歩いてきましたが、多くの寺院では、信徒が進んで仏教を学ぶ必要性を説かれません。
他宗にも、人間的には良い人なのだろうなと思った僧侶もおられましたが、人柄が良いことと法話の正邪とは全く別の問題です。私がそれらの寺院に足を運んだ理由は、僧侶の人柄や話芸を楽しむためではなく、「なぜ人間は生まれた瞬間から不平等なのか」「なぜ自分の人生には試練が多いのか」「そもそも普通とは何か」といった数多くの疑問に答えを求めてのことでした。
それらの問いに対し、一往、表向きには、「学びましょう」と言ったとしても、実際には、「信徒は何も考えず、ただ素直に従い、お布施をしていればよい。」というスタンスであるのがほとんどで、「信・行・学の3つ全てを、バランス良く実践しなさい」と、積極的に教えてもらえるのは、日蓮正宗だけです。
人は「信」がなければ行動を起こそうという気になりません。
たとえ誰かに言われてしぶしぶ行った「行」であっても、「原因」を作れば必ず「結果」が出ますが、御本尊様を信じた上で実行する「行」があってこそ善い結果に気づくことができます。結果が出れば、嬉しくなり、楽しくなり、もっとやろうという気になります。
なぜ「行」をすれば「結果」が出るのか?「魔」は、なぜ起こるのか?その仕組みを理解していなければ、まるでその日の天気の良し悪しのような、ちょっとしたことで「行」をしたりしなかったりしてしまいます。
信じる心だけでは移ろいやすく、行動だけでは善果を受け切れない。だからこそ、バランスよく並行して「信・行・学」に励むことが大切であるということを、御住職はいつも、私たちに御指導くださっています。
相手を思う心だけでも折伏はできますが、自分の心が折れそうになったとき、自分を支えてくれるのは教学です。そして、教学がなければ、「なぜ自分の時間と労力を割いてまで折伏や育成をしなければならないのか?」ということは到底理解できません。
俗世間に生きる私たちの、日常のいたるところでの会話に紛れた「実は仏教由来語」を、担当者が自ら選び、調べ、御住職に監修していただいて原稿を完成させ、皆の前で発表するというスタイルは、参加型の学びの機会として意義深いものだと思っています。
仏教に関連する語句を調べていくうちに、今までお寺で御住職から教わった教学の点と点がつながり、理解がより深まる、といったこともきっとあるのではないかと思います。
人がどの瞬間に心を動かされるかは千差万別です。信心と生活は表裏一体、社会で生きていく上で、会話のネタは、ひとつでも多く持っているに越したことはありません。
開催日時について
開催頻度:月1~2回程度
開催日時:御住職の御法務のご都合と相談(18時30分~)
形 式:参加型(担当者持ち回り制)
内 容:毎回1つの仏教由来語をテーマに選定
(仏教由来語の具体例)
利益 有頂天 有難い 我慢 退屈 旦那 出世 因果応報 自業自得 因縁 不思議 堂々巡り 足るを知る 四苦八苦 精進 以心伝心 面目 玄関 他力本願 一大事 シャリ
不定期開催ではございますが、月に1~2回程度、土曜日の午後6時30分~開催していきます。行事予定表をご確認いただき、みなさまお誘いあわせのうえご参加ください。
勉強会資料作成用テンプレート
第一回目は井上貴子が発表を担当いたしますが、原稿を作った際の手順をそのままテンプレート化しました。このシートを埋めていけば、発表する原稿が、ある程度完成すると思いますので、参考資料としてご活用いただければ幸甚です。
もちろんアレンジは自由です!この形式にとらわれることなく、思いのままに原稿を作成してくださって構いませんが、冒頭の、
発表語句:●●●(読み: )
発 表 日:202●年●●月●●日
発表者名:
この部分のみ、残していただけますようお願いします。
テンプレートは下記ボタンからダウンロードしていただけます。

